ワイン用ぶどうの品種と特徴 | クイーンズタウンからのセントラルオタゴ ワイナリー訪問ツアー

セントラルオタゴで栽培されているぶどうの品種

セントラルオタゴで主に栽培されているワイン用ぶどう品種の一般的な特徴です。同じぶどう品種でも、土壌、作り方、その年の気候により、出来上がったワインの味わいは異なります。

ピノ・ノワール Pinot Noir (赤ワイン)

ピノ・ノワールのぶどう ニュージーランドで2番目にたくさん造られている品種で、ここセントラルオタゴでは最も造られている品種(約78%/2008年)です。ガーネットやルビーのように宝石を思わせる美しい色があり、いちご、プラムやさくらんぼなどの赤い果実の香りが特徴的です。時にはハーブや土などの複雑な香りをはなつこともあります。果実味豊かで酸味と渋みのバランスのとれた軽やかな辛口のワインです。また、シャルドネと同様、スパークリングワイン用に使われる品種であるため、セントラルオタゴでもピノ・ノワールからスパークリングワインが作られています。

ピノ・グリ Pinot Gris (白ワイン)

ピノ・グリのぶどう ニュージーランドで今最も急増している品種で、セントラルオタゴでも、2番目の生産量(9%/2008年)を誇ります。りんご、洋梨などフルーティな香りがとあわせて、はちみつのような甘い香りやスパイシーさも放つ濃厚なワインとなります。口当たりは滑らかなめで爽やかさとほろ苦さを感じさせる辛口-中辛口のワインです。

リースリング Riesling (白ワイン)

ドイツ原産の品種で、辛口から甘口と幅広く造られる品種です。セントラルオタゴではピノ・グリと合わせて高い評価を得ている白ワインです。青りんご、柑橘類のすっきりした酸味と香りを基本に、時に花やはちみつの香りを放つ、香り高いワインです。

シャルドネ Chardonnay (白ワイン)

フルボディ辛口の白ワイン品種で、ニュージーランドでの生産量は3番目に位置し、ニュージーランド全域で造られています。スパークリングワイン造りにも用いられます。りんご、ライム、柑橘類といったすっきりしたワインから、熟した桃、杏など石果のみずみずしいワインまで幅広い味が特徴です。また、醸造方法(樽の有無など)によっては、非常に複雑なワインとなります。

ソーヴィニョン・ブラン Sauvignon Blanc (白ワイン)

ニュージーランドで最も生産されている品種(全体の約42%)ですが、セントラルオタゴで約2.5%に過ぎません。フルーティーでキレのある辛口ワインです。パッションフルーツ、熟したトロピカルフルーツやライム、アスパラガス、ハーブや草の香りが特徴的なワインとなります。

ゲヴェルツトラミナー Gewurztraminer(白ワイン)

リースリングと並んで、アロマチックな白ワインの一つで、酸味が比較的少なく、辛口のものから甘口のものまである品種です。スパイシーな香り(シナモン、クローブ、しょうが)、あんず、ライチ-、マンゴー、パッションフルーツ、薔薇の花弁の香りが特徴的で、スパイシーなお料理との相性は抜群です。